2015.10.13 ブログ

コンクリートが劣化する原因とは

コンクリートは、一戸建て住宅やマンションなどの建築物にもよく使われています。木造住宅よりも耐用年数が長いと考えられていますが、思ったよりも早い段階で劣化してしまう事があります。その原因は一体何なのでしょうか。

コンクリートの中性化

コンクリートが劣化する原因には、コンクリートの中性化が挙げられます。コンクリートには水酸化カルシウムという物質が多数含まれており、この水酸化カルシウムがコンクリートをアルカリ状態に保っていますが、空気中に含まれる二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムが生まれると、アルカリ状態から中性へと変わりコンクリートの劣化につながってしまうのです。

塩害による劣化

海のそばにあるコンクリートは、常に潮風に当たっています。潮風によって運ばれた塩化物イオンがコンクリート構造物に侵入すると、ひび割れや錆が起こりやすくなります。コンクリートの内部にある鉄筋は、不導体被膜という酸化化合物に覆われているため錆びませんが、塩化物イオンがこの被膜を破ってしまうので、鉄筋が錆びついて劣化してしまいます。

凍害

コンクリート内部に含まれる水分が凍結や融解を繰り返すと、体積が膨張してひび割れを引き起こしたり表面が剥離する「凍害」という現象が起こります。凍害を受けたコンクリートは、表面が剥離するスケーリングや、クレーター状のくぼみができるポップアウトという現象が見られます。凍害の深さによって、表面に劣化が見られない潜伏期間、進行しているけど銅材腐食まで進んでいない進展期、腐食が進んでいる加速期、耐荷力に影響を与える劣化期に分けられます。

コンクリートの劣化は、見た目が悪くなるだけではなく、落下事故や建物の短命化にもつながりますので、防水工事や塗装工事をして劣化を防ぐ事が大切です。
防水工事や塗装工事なら、株式会社絆にお任せください。これまでも一般住宅の塗装やマンション塗装、ビル塗装など数々の物件を扱ってきた実績があり、お客様にとって最適な塗装工事をご提案いたします。
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