2018.12.8 ブログ

丁寧な現地調査で、必要なご提案をしっかりと。(神奈川県相模原の外壁塗装相談!)

こんにちは!神奈川県相模原市、町田市、八王子市で外壁、屋根の塗装・リフォームも行う株式会社「絆」(KIZUNA)です。

塗装や修繕のご依頼をいただいた場合、まずはじめに行うのが「現地調査」。

施工に向けての第一歩!というわけですが、ご自宅に人が来るわけですからお客様としては
・どんな担当者が来るのか
・その調査でなにをするのか
・どれくらいの時間を見ておけばいいのか…

色々と気になるところですよね。

今回は、弊社の現地調査について、施工管理を担当する社員、半澤がインタビューで詳しくお答えいたします。

■調査は長くて1時間。赤外線カメラを使うことも。

インタビュアー(以下、イ):半澤さん、今日はお客さんになったつもりで色々質問したいと思っていますのでよろしくお願いします。半澤さんは絆に入社して何年目ですか?

半澤さん:もう11年経ちますね。この業界自体は20年くらいです。

イ:半澤さんも現場に立たれるんですか?

半澤さん:私自身は作業はしていません。
基本的に仕事を受注するまで〜管理を担当しています。
定期点検などは自分でもやりますけれど。

イ:そうでしたか。今日は「現地調査」についてを詳しく聞きたいのですが、調査に伺うまでの流れを簡単に教えていただけますか?

半澤さん:お客さまからご依頼のお電話、もしくはホームページなどからお問い合わせをいただいたら、こちらから折り返し連絡して、ご都合の良い日時に現地調査のアポイントを取ります。伺った際、希望されている工事の内容をお聞きします。
それと同時に会社案内をお渡しして、弊社について少しご説明させていただきます。

イ:調査の前に話をする時間というのは、どれくらいですか?

半澤さん:だいたい長くても10分くらいですね。玄関先のスペースでかまいません。
まれに「どうぞ中に入ってください」と言っていただくこともありますが、お気遣いはまったく不要です!皆さん玄関先でお話させていただくことがほとんどですから。

そして自己紹介、会社紹介が済んだら、屋根に上がらせていただくご了承をいただき一通りお家を拝見します。状態を見て、ご相談いただいた内容以外にもやっておいたほうがいい工事があれば、それらの項目も合わせてご提案・ご説明しています。

調査の間はお家の中で休んでいてくださって大丈夫です。

イ:調査の時間はどれくらいかかります?

半澤さん: 30分から、長くて1時間くらいです。
調査後には、その後のスケジュールを聞き、次回資料とともに説明にうかがう日程を決めていきます。調査で撮影した写真をまとめたものと見積り書をお持ちして、どんな工事が必要な常態か、工事することで家屋がどのように維持できるのかをご説明することになります。

イ:丁寧に説明してもらえるのは、安心ですね!調査で見るポイントを具体的に教えてください。

半澤さん:まず現状の劣化具合の確認です。塗装工事のご依頼だったとしても、メンテナンスだけでは対応しきれない場合があります。

それは例えば屋根を葺き替えなければならないようなケースです。
その時点での状況調査と、希望の工事以外に提案が必要なことがないか調べるんです。
なぜ相談内容以外にも提案するのかと言うと、一番大事なのはご契約後に追加工事を出さないことだからです。
どのご家庭でもある程度ご予算があるわけなので、いざ工事が始まってから「あれもやらなきゃ」「これもです!」というのはお客さまにとって不信感にしかなりませんし、本当に優先すべきことは何か事前に見極めるのが家屋の維持には重要です。

調査では判断しきれないところで追加が出る可能性もゼロではありませんが、それらは最小限に留められるよう事前にできることはやっておくべきです。

イ:外壁の調査というのは、具体的にはどんなことをするんですか?

半澤さん:劣化具合の目視と写真を撮ります。
例えばお風呂場の外のサイディング(外壁素材)が腐食してしまっている場合、塗り替えだけでなく、その他の補修工事も提案しなくてはなりません。
そのためにどんな下地調整の工事が必要かを調べるわけです。

イ:よく棒をコロコロ転がして診断しているのを見ますが、それはやらないのですか?

半澤さん:マンションになってくると打診棒(壁やタイルなどの浮きや剥離を確認する専用の道具)を使ったりもしますよ!ただし木造や建売住宅などではほとんど使いません。
一般住宅でしたら普通はサイディングが接着されていなくてもともと浮いていますから、打診棒ではわからないんです。

イ:マンションと一般住宅とでは調査方法が違うんですね。

半澤さん:そうですね。一般住宅でも、壁が膨らんできているような状態でしたら、打診棒の調査も必要ですけどね!
そういう点では赤外線カメラを使うこともありますよ。

イ:赤外線カメラで何がわかるのですか?

半澤さん:腐食している箇所が目視で発見されたとか、どこかから漏水しているときには赤外線カメラを持って行って、雨漏りしている場所を特定するんです。

壁から漏水しているときはその部分のボードに赤外線を当てると、どこに水が溜まっているかわかります。ボードを外さなくて済むんです。

■早期メンテナンスがお金の節約にもなる

イ:調査では屋根にも登るんですよね。

半澤さん:はい。ハシゴを持参していきます。
屋根に上がれない時もあるんですが。

イ:スペースがなくてハシゴを架けられない場合ということですか?

半澤さん:スペースがない場合もありますし、ハシゴが届かない場合もあります。
そういうときでも細部まで状態を見られるように、ドローンの資格を取得しました。ですので、ハシゴがかけられなくても心配いりません。

屋根全体を撮影できるので、工事前の状態をお客さまの目でしっかりご覧いただけます。

イ:それは素晴らしいですね!
屋根の破損には、どのようなものがありますか?

半澤さん:いちばん多いのは瓦が割れているケースです。
新築のときには当然、瓦にも撥水効果のある仕上げがしてありますが時間が経つことで地が出てきて、防水が効かない状態になっているというのがいちばん多いです。
それを、言葉だけでなく目で見てご説明できるように、なるべく多く写真を撮るようにしているんです。

イ:屋根の防水効果がなくなるとどうなるのですか?

半澤さん:屋根に限らないことですが、建材というのは雨が降ると湿気って、晴れたら乾いてというのを繰り返します。そのうちに反ってしまったり、割れてしまったりするんですね。
ひどくなってしまうと、その部分を新しい瓦に葺き替える必要があります。
そうすると、お金のかかるメンテナンスになってしまいます。

ですので、そうなる前に早めに対処しておくことで節約に繋がります。
塗装のメンテナンスというのはある意味、一番安く済みます。

■長いおつきあいを大切に。ご予算に合わせて柔軟に対応

イ:なるほど。調査の次は、写真をまとめた診断書と見積書を持って、再度お伺いするわけですよね。その日のお話はどれくらい時間がかかりますか?

半澤さん:だいたい1時間くらいです。
屋根や外壁の写真をお見せしながら、現状はこうですよ、とご説明します。
そのあとで工事のご提案をして見積書の項目をひとつずつご説明していきます。

イ:調査に行って、「調べたけれど何の工事も必要なかった」ということはあるんですか?

半澤さん:それはないですね。(笑)基本的にお客様が手入れをしたいという時期にご連絡くださるので。
塗装工事というのはメンテナンスをして”劣化を食い止める”ものです。なので”劣化する前にやっておく”のがいいわけです。

建てて一年以内とかなら別ですけど、「まだメンテナンスしなくていいですよ」ということは、ほとんどないです。

ただ、ほかの会社さんから「屋根を葺き替えなきゃダメ」と言われたお客さまで、調査してみたらその工事はまだ必要なかった、というケースはありました。
外壁の補修は必要だけど屋根はこのままでいい、ということですね。その場合はお客様にきちんとお伝えします。

イ:「手入れしなくていい屋根」というのはどういうものですか?

半澤さん:例えばステンレスのカラー鋼板という、30年くらい腐食しない素材があります。
新築のときからこのステンレスのカラー鋼板で葺いてあると、特に塗り替えは必要ありません。きれいにしたいのでしたら別ですけど。

イ:なのになぜ「塗り替えた方がいい」と言う会社があったのでしょうか?お客様にはわからないから…?

半澤さん:そうですよね…。営業会社さんは売上目標がありますから、オーバートークしていることも普通にありますね。

その点、弊社は社名が「絆」となっている通り、やはり縁があるお客様と長いお付き合いをしたいと考えています。必要のない工事を無理やり提案するということはありません。
その想いを社員みんなが持っています。

イ:例えば、お客様の予算からオーバーしてしまいそうな場合、どうされますか?

半澤さん:お客様と相談して、工事内容を減らすこともあります。
「見積書に雨戸と戸袋のメンテナンスを入れましたが、実際にサビが出ているわけではなく、家全体のメンテナンスサイクルを合わせるためにご提案しました」というケースもありますので、それもお伝えしてお客様が「今回は雨戸と戸袋はいいです」となれば、そこで何万円か削減できます。

または弊社で提携しているリフォームローンをご紹介することも可能です。

それでもご予算とお見積もり金額にあまりにも差があるときには、屋根の工事自体を見送ることもありますよ。「あと2年我慢して、お金をためてからお願いします」というケースも。
なので調査のあとは柔軟に対応できるということです。「見積もりまでしてもらったから…」と気負いすることなく家の状態が気になったら相談していただきたいですね。

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いかがでしたか? 現地調査のことがおわかりいただけましたでしょうか。

「絆」(KIZUNA)では、現地調査や見積もりの段階でも、このように丁寧で誠実な仕事を心がけています。
塗装やリフォームが初めてというお客様も、他社と比較してみたいというお客様も、まずはお気軽にお電話ください

 

外壁塗装の塗り替えシュミレーション