台風の外壁調査のプロ。自然災害調査士にできること。

自然災害調査士って?
自然災害調査士とは、自然災害によって引き起こされる建物の損傷、また災害に関連する保険の専門的な知識を備える、災害被害のプロフェッショナルです。
近年では自然災害による被害が甚大化しており、自然調査士の資格にも大きな注目が集まっています。
具体的に自然災害調査士が有する能力として、建物の被害を正確に調査し、災害によって生じたものなのか経年劣化によって生じたものなのかを調査することができます。
これにより火災保険の申請をスムーズに行うことができるため、その後保険会社から依頼された鑑定人との交渉もスピーディ行い、災害箇所の復旧工事も最短で施工することが出来ます。
災害認定がなかなか認められなかったり、保険でどんな手続きをしていいか分からない…災害の被害に遭われて不安な気持ちになっている方を、プロの視点からお助けするのが自然災害調査士です。
台風で起こりうる
外壁の損傷。
台風が直撃すると強風によって様々なものが飛ばされてきます。
風速にもよりますが、最悪の場合には家の屋根がはがれて飛んできたり、他にも重量があるものが飛んでくる可能性があります。こうした飛来物が外壁にぶつかると、重大な被害を生みます。
さらに、仮に直接の被害は少なく壁にひび割れが入った程度で済んだとしても、ひびから水が染み込んで、柱を腐食させたり、留め具が緩んでしまうなど目に見えない被害が生じている可能性があります。また塗膜に傷がつくと、そこから塗装も腐食していってしまいます。
内部が損傷するとそこにカビが繫殖したり、シロアリの繫殖を招いてしまう、などさらなる事態にも繋がりかねません。ただのヒビだから、と軽視せず、しっかりと補修することを検討してください。
具体的な症状にもよりますが、部分的な補修であればお安く済ますことも可能です。
症状別、補修費用のご案内。
①突風や飛来物によるスレートのひび割れ。(3000円〜)
屋根の修理の中では最も多いもので、あるあるとも言えます。
ひび割れたからといって屋根の全てを修理する必要はありません。
一番安く済ませる方法としては、スレートの上に板金でカバーしてしまうやり方があります。
スレート一枚を板金でカバーするのは、だいたい3000円〜5000円ほどで済んでしまうので、お手軽です。
②雨樋が外れてしまった場合。(1万円~)
雨樋は、屋根の下に設置して落ちてくる雨水を集めることで効率的に排水を行う役割を持ちます。
雨樋にダメージがあると、排水が上手く行われません。
修理のパターンとしては、損傷箇所のみを1mや2mといった単位で補修することが可能です。
損害の範囲にもよりますが、1万円~対応可能です。
③棟押さえの板金がめくれて留め具が外れている(5000円〜)
留め具が外れてしまった場合、釘の穴はコーキングで埋めることが可能です。
別の場所にステンレスのタッピングビスを打つなどして強度を高めることも可能です。ステンレスは錆びないためおすすめの素材となっています。
こちらは5000円〜対応致します。
台風による実際の外壁損傷の事例
バルコニー床の落下
ここからは、実施に弊社が工事をした外壁損傷の事例をご紹介します。
一枚目の写真から分かる通り、床が落ちてしまっています。
なぜこのような状態になったかというと、台風の強風による飛来物でバルコニーのドレンが詰まった結果、排水ができなくなってしまい、床に水が溜まりすぎ、オバーフローを起こしました。また、台風の強風も重なり、軒天が落ちてきてしまいました。
バルコニーにドレンが詰まり排水が出来なくなると、このような重大な損傷が起こる可能性があります。車両が下に駐車してあったり、人が通行してる際に、天井材が落下してきたら、人災になりかねません!
台風後は葉っぱや枝、ゴミ袋などが飛んできてドレンが詰まりがちですので気を付けましょう。
またバルコニーのドレンは定期的に清掃することをおすすめします。できれば1ヶ月に1回は固くないブラシで拭き掃除をしてあげると、排水の問題も解決されるはずです。
屋根の笠木が外れてしまう
こちらは屋根の笠木が外れてしまった事例です。こちらも突風による被害としては非常によく見られるケースです。
施工から時間が経ち金具が緩んでいると、台風の突風に当たった際に笠木は非常に飛ばされやすいです。
笠木がなくなると、天井から雨漏りする原因にもなってしまいます。

通常は上の写真のように、ひさしの部分に笠木が付いています。
幕板の経年劣化、雨水の侵入
Before
After
こんな症状が出たら塗装ではなく、
ガルバニウム鋼板を
巻き付けてください。
こちらの事例は台風による被害ではありませんが、外壁の損傷としては非常に多い浸水による腐食を工事した例です。
この建物は建造から15年ほどが経過しており、外壁も経年劣化が目立つようになっていました。
経年劣化の結果、ミゾができてそこに水がたまり、そこから腐食が始まってしまっていました。
水が一部から入ってくると、他の部分に伝って溜まり、腐食を始め、結果として柱や、結合部の金具など重要な部分にダメージを与え、最初に紹介した事例のように、バルコニーの床が抜けるなど重大な損害にもつながります。
今回は、サイディングの1階と2階の間の幕板が腐食しているのを、板金鋼板で巻きつけることで修理しました。
外壁の経年劣化は免れることができないので、10年ほどの周期で修繕を行うことをおすすめします。
保険が適用される条件とは?
災害によって建物に損害が生じた場合、火災保険の適用を受けれる可能性があります。
火災保険は実は台風による屋根や外壁への損傷もカバーしているのです。
もっとも火災保険が適用されるには、損害が自然災害によって生じたことが証明されなければなりません。
その鑑定を行うことが出来るのが、自然災害調査士です。
弊社には自然災害調査士の資格を持った社員が在籍しており、災害被害に的確に対応することが可能です。
災害調査士による、診断を事前に済ませ、報告書を作成しておくことにより、結果として保険の適用もスムーズに実現できます。
災害被害のご相談は、ぜひ自然災害調査士を有する弊社にご相談ください!
またその他にも経年劣化に伴う屋根、外壁の調査、修繕も幅広く取り扱っております。
屋根、外壁のトラブルは、ぜひ弊社にご相談ください!0120-703-452